「3DCGデザイナーに転職したいけどどうすればいいの?」
「フリーランスのCGデザイナーとして案件獲得したい」
といった悩みを抱えていないでしょうか。
結論、以下の4つのステップを順に踏んでいけば、3DCGデザイナーへの転職は可能です。
- 3DCGデザイナーに必要な知識やスキルを学ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 転職・案件獲得サービスに登録・活用する
- 求人に応募する
本記事では、3DCGデザイナーの将来性や持っていると有利になる資格、ポートフォリオのコツを解説します。
最短ルートで3DCGデザイナーへ転職・案件獲得するための具体的なアクションを知りたい方は、ぜひご一読ください。
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3DCGデザイナーには将来性がある

3DCGデザイナーといえば、映画やアニメ、ゲームをはじめとした映像制作に用いられるイメージが強いのではないでしょうか。
他方、エンタメ業界以外でも、3DCGデザイナーは活躍しています。
- 建築業界
- 医療業界
- 自動車業界
また、経済産業省が2019年に発表した『IT人材需給に関する調査』によると、2030年のIT人材不足数は最大で約79万人になると予想されています。

他業態にわたって潰しがきくうえに、今後の需要拡大も予想されるため、3DCGデザイナーは将来性のある仕事といえます。
3DCGデザイナーへ転職するための4ステップ

では、3DCGデザイナーとして転職・案件獲得するためのハードルは高いのでしょうか。
結論、以下の4ステップを乗り越えることで、3DCGデザイナーになるための道が開けてきます。
- ①:3DCGデザイナーに必要な知識やスキルを学ぶ
- ②:ポートフォリオを作成する
- ③:実績を作る
- ④:転職サービスに登録・活用する
- ⑤:求人に応募する
順番に見ていきましょう。
①:3DCGデザイナーに必要な知識やスキルを学ぶ
まずは、3DCGデザイナーに必要な知識やスキルを学びましょう。
3DCGデザイナーはIT技術職なので、スキルがなければ話になりません。必要とされる知識やスキルは以下のとおりです。
- 平面にある絵から立体的な形を把握するスキル
- 実物の人間の動きを読み取る観察力
- Blender・Mayaのような3DCGソフトの扱い
業界では即戦力が求められるため、「案件に携わりながら学びたい」は新卒以外では難しいです。
学習方法は以下を参考にしてください。
・書籍
・専門のスクールや教育プラットフォーム
・大学/専門学校
・YouTubeやXなどのSNS
よく言われる資格については、自己研鑽のために取得する分にはよいのですが、転職や案件獲得については実態としてほとんど見られないので、注意しましょう。
②:ポートフォリオを作成する
次に、3DCGデザイナーへの転職に必須となるポートフォリオを作成します。
ポートフォリオとは、これまで自分が制作したものを載せている作品集です。履歴書とは別に、実績資料として最も参考にされるものの1つです。
ポートフォリオのクオリティが、転職や案件獲得の結果に影響するといっても過言ではありません。
ポートフォリオには静止画と動画の2種類があるので、用途によって使い分けましょう。なお、3DCGデザイナーがゲーム業界にて転職活動する場合には、次のような内容をポートフォリオに載せたほうが良いです。
- 完成した作品や原画
- 使用したワイヤーフレームやテクスチャ
- 制作ステップごとの画像
- 使用ツールや作業にかかった日数
<実際のポートフォリオの例>
テキストテキスト
③:実績を作る
ポートフォリオを作成したら、簡単な案件でも良いので受けてみて実績を作りましょう。
実績の案件は、単発のものやアルバイトでも問題ありません。
未経験からの転職の場合、いきなり案件をこなすのはハードルが高いでしょう。
とはいえ、いまは自前の制作物やゲームを公開するプラットフォームも充実していますので、何らかのプラットフォームに制作物を投稿し、クオリティを判断してもらいましょう。
制作物を見たユーザーから意見してもらうことで、より内容のブラッシュアップができる可能性があります。
④:求人媒体に登録する・案件を探す
次のステップでは、案件探しや求人媒体への登録をします。具体的には、以下のアクションがおすすめです。
- Xで「3DCGデザイナー 募集」と検索する
- クラウドソーシングを活用する
- 転職サイトやエージェントに登録する
大手クラウドソーシングサイトである「ランサーズ」では「3DCG」と検索すると、25件もの案件が出てきました。

引用:ランサーズ
なお、自分だけで案件を探し切れるか不安である方は、転職サービスを積極的に活用するのも良いでしょう。エージェントサービスであれば、自分の経歴やスキルに応じた最適な案件や求人を専門のコンサルタントが無料で紹介してくれます。
中には、一般では募集されていない非公開求人もあるため、ぜひ検討してみてください。
⑤:求人に応募する
実際に、求人に応募していきましょう。
転職サイトやエージェントに登録しておけば、ある程度応募先の企業は絞れているので、企業探しに時間をかけず、効率的に転職活動ができます。
たとえば、転職サイトだと希望する業界や職種、勤務地などを登録しておけば、条件に合った企業情報がスカウトとして届くようになります。転職エージェントの場合は専任のアドバイザーが面談を通じてさらに詳細な情報を聞き、特性に合った企業を紹介してくれるでしょう。
しかし、選考の方法や企業に合わせた対策などで、どのようにすれば良いか迷うケースがあるかもしれません。
クリコジョブでは、フリーランス向けの案件紹介はもちろん、キャリアに関する相談や、契約・交渉のサポートなども積極的におこなっています。中には、非公開の高単価案件や有名ゲームタイトルのプロジェクトなどもあるため、この機会に以下より無料相談してみましょう。
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3DCGデザイナーへの転職を有利にするポートフォリオ作成のコツ
3DCGデザイナーとして転職するには、ポートフォリオの準備が必須です。ポートフォリオを通じて、自分の強みや得意分野をアピールできれば、転職を成功させられる確率がグッと上がるでしょう。
ポートフォリオを作成するポイントは、以下のとおりです。
①:適切な作品数を載せる
②:紙ではなく、データで送る
③:著作権に注意する
それぞれくわしく解説します。
①:適切な作品数を載せる
ポートフォリオに載せる作品数は過不足ないようにするのがポイントです。作品数が多いと見る側にとって負担になる一方で、少なすぎると正しい判断が難しくなってしまいます。
また、載せるタイトルは直近のものから遡るようにしましょう。掲載数の目安は10〜20点ほどです。万が一作品数が足りなければ、自主制作したものを掲載しても問題ありません。
②:紙ではなく、データで送る
ポートフォリオの提出は紙ではなく、データで送るようにしましょう。企業によっては、採用面接すらも対面ではなく、オンラインでするケースもあるからです。
ただし、送る方法は受け取る側の立場を想像するのを忘れないようにしてください。たとえば、静止画ポートフォリオの場合、圧縮画像データをまとめたフォルダを送るよりも、ひとつのPDFデータにまとめていた方が見やすいでしょう。
③:著作権に注意する
ポートフォリオに載せる作品の著作権にも、気を配る必要があります。アニメやゲームの著作権は企業が保持しているからです。自分で制作したオリジナル作品以外を掲載する場合には、必ず企業への許可取りをしましょう。
万が一、無断でポートフォリオに掲載すると著作権法違反にあたります。最悪の場合、訴訟につながる可能性も否めません。制作物がポートフォリオに掲載可能かどうかは、掲載前に必ず確認しましょう。
3DCGデザイナーの転職についてよくある質問

最後に、3DCGデザイナーの転職についてよくある質問と回答を紹介します。
3DCGデザイナーの仕事内容は?
主な仕事内容は以下のとおりです。
- モデリング
- リギング
- モーション
- レンダリング
中でも、モーションは躍動感や魅力を伝える重要な役割であり、作品の面白さを左右します。仕上がり具合が売上にも影響を与える仕事です。なお、全てのスキルがなくても3DCGデザイナーとして仕事をこなせます。
3DCGデザイナーとWebデザイナーの違いは?
3DCGデザイナーとWebデザイナーでは、手がける制作物に違いがあります。以下の表に両者の違いをまとめました。
職業 | 主な業務内容 | 使用ソフト | 制作物 |
3DCGデザイナー | モデリング・アニメーションの制作 | 3DCGソフトウェア | キャラクター、背景 |
Webデザイナー | Webサイト制作・デザイン | JavaScriptやCSS、HTML | Webサイト |
また、3DCGデザイナーが活躍する業界は、映画・ゲーム業界であるのに対し、Webデザイナーは全業種が対象となります。
3DCGデザイナーの年収は?
2022年時点での、20代〜40代の平均年収は次のとおりです。

引用:3DCGデザイナーの平均年収は?将来的なキャリアパス、年収アップの事例も紹介 | マイナビクリエイター
3DCGデザイナーは年齢とともに制作技術が向上していくため、年収も上がっていきます。また、これまでに携わったプロジェクトや制作経験により、年齢に関係なく年収アップが見込めるのも特徴です。
3DCGデザイナーへ転職するなら転職サービスを活用しよう
3DCGデザイナーは今後ますます需要が拡大することが予想されており、将来性のある仕事です。適切なステップを踏めば、転職が成功する可能性は大いに高まるでしょう。具体的なステップを再掲します。
- 3DCGデザイナーに必要な知識やスキルを学ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 転職サービスに登録・活用する
- 求人に応募する
また、より転職成功の確率を上げるには、転職サービスの利用がおすすめです。ゲーム業界やクリエイター職に強いサービスを活用すれば、一人でするよりも時間や労力をかけずに、最短で3DCGデザイナーになれるでしょう。
なお、ゲーム業界への転職に興味があれば、クリコジョブを利用するのがおすすめです。正社員や派遣社員の求人以外にも、フリーランスとしての案件・プロジェクトも紹介できます。
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