ゲームプログラマーへと転職して年収アップしたい
「ゲームプログラマーへと転職して年収アップしたい」と思ったことはありませんか?
結論からいうと、経験者なら好条件でゲームプログラマーへと転職できる可能性があります。あなたの経験が浅いうちは年収が低いですが、スキルアップすれば年収500万円以上も可能です。
本記事では、ゲームプログラマーの転職に有利な資格と転職先選びのポイントを解説します。
ゲームプログラマーの平均年収は523万円
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の統計情報」によると、ゲームプログラマーの平均年収は523万円ということがわかりました。
国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、全体的な平均年収は433万円なので、平均と比べて高めの給与が支給されています。
職種 | 平均年収 |
---|---|
ゲームプログラマー | 523万円 |
全職種の平均 | 433万円 |
年齢別の平均年収は以下のとおりです。35歳以上になると、平均年収が578万円〜と高い水準を誇っていることがわかります。
年齢 | 年収 |
---|---|
全年齢 | 523万円 |
20~29歳 | 322〜408万円 |
30~39歳 | 501〜578万円 |
40~49歳 | 632〜644万円 |
※ 参考:令和3年賃金構造基本統計調査
※ ソフトウェア作成者をゲームプログラマーとして掲載
35歳以上の年収がアップしている理由は、プログラミングスキルを磨き、キャリアアップに成功している方がいるためです。そのため、プログラマー経験がある方は転職や独立することで年収アップが見込めるでしょう。
転職や独立することで年収アップする理由
- 中間マージンが取られないから
- 高単価案件に挑戦できるから
- 得意分野を選べば効率よく作業できるから
それぞれ解説します。
1. 中間マージンが取られないから
SESで働いている場合、中間マージンが取られます。しかし、元請け企業に転職したり、企業と直接契約したりすれば中間マージンがかかりません。収入アップが期待できるでしょう。
2. 高単価案件に挑戦できるから
独立後は自分で案件を選べるので、月単価100万円の高単価案件にも挑戦可能です。効率よく自分に合った案件を見つけるなら、ゲームプログラマー専門転職エージェントを利用すると良いでしょう。
3. 得意分野を選べば効率よく作業できるから
得意分野が活かせる職場・案件を選ぶことで、効率よく作業できるでしょう。独立した場合、短時間で多くの案件に対応できれば、その分収入につながります。
保有スキルや企業規模によって年収は変動しますが、転職・独立を検討する際に覚えておきましょう。
ゲームプログラマー経験者が転職するメリット
ゲームプログラマー経験者が転職するメリットは以下の3つです。
- 保有スキルによって年収アップが実現できる
- より良い環境で活躍できる
- プログラミングスキルをさらに磨ける
それぞれ解説します。
1. 保有スキルによって年収アップが実現できる
自身のプログラミングスキルと保有する資格によって、年収アップが期待できます。気になる求人票に優遇条件・資格手当が記載してあるか確認してみましょう。
また、専門性の高い業界や人手不足の職種では専門性が評価され、前職より高い給与が掲示されることがあります。
2. より良い環境で活躍できる
転職先を検討するうえで、残業少なめの企業を選べば、ストレスが軽減され、長期的に活躍できるでしょう。求人票や公式サイトで社員定着率・有給休暇取得率、固定残業代の有無を確認してみてください。
3. プログラミングスキルをさらに磨ける
さまざまなプロジェクトに挑戦できる環境に転職すれば、幅広いプログラミングスキルを習得できます。求人票に記載してある使用言語や公式サイトを確認すれば、どの言語が身につけられるかわかるでしょう。
市場価値の高い人材としてステップアップできるので、年収アップも期待できるでしょう。
ゲームプログラマーの転職方法2つ
ゲームプログラマー経験者の転職方法は以下の2つです。
- ゲーム会社に転職する
- 独立する
それぞれ解説します。
1. ゲーム会社に転職する
ゲームプログラマーのステップアップとして、ゲーム会社に転職する方法があります。プログラミングスキルがあれば、同業界で
転職しやすいでしょう。
2. 独立する
フリーランスとして働くことで、フルリモートの案件や自由な稼働時間が可能となり、収入アップも期待できます。
ゲームプログラマーに転職後のキャリアパス
ゲームプログラマーへと転職した後のキャリアパスはさまざまです。
- リードエンジニア
- ゲームプランナー
- ゲームディレクター
- ゲームプロデューサー
- テクニカルプログラマー
- フリーランス
それぞれ解説します。
1. リードエンジニア
リードエンジニアは、開発チームのリーダーとして牽引し、各コードの品質管理を担う仕事です。平均年収は815万円と高めです。
2. ゲームプランナー
ゲームプランナーは、企画書・仕様書の作成〜プロジェクトの進行・分析・改善をする仕事です。平均年収は700万円です。
3. ゲームディレクター
ゲームディレクターは、スケジュール管理やスタッフへのアドバイスをするのが仕事です。平均年収は750万円です。
4. ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、予算管理、スタッフの配置、プロジェクト全体の統括をする仕事です。平均年収は800万円です。
5. テクニカルプログラマー
テクニカルプログラマーは、業務効率化ツールの開発・導入、デザイナーとエンジニアの橋渡しをする仕事です。平均年収は600万円です。
6. フリーランス
フリーランスの業務内容は案件によって異なり、年収は1,000万円以上も目指せます。
転職先選びのポイント4選
転職先を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 作りたいゲームの種類を決めて応募企業を絞る
- 口コミサイトなどで情報収集する
- 自社開発・受託開発している
- ゲーム業界の転職に強いエージェントを利用する
それぞれ解説します。
失礼いたしました。「それぞれ解説します。」の続きから、全文を再度記載いたします。
1. 作りたいゲームの種類を決めて応募企業を絞る
製作するゲームの種類によって使用言語が異なります。自分がどのゲームに携わりたいかを決めてから応募企業を絞りましょう。
例えば、スマホゲームを作りたいなら、スマホゲームの製作実績が多い企業を調べてみます。
プログラミング言語 | 作れるゲームの種類 |
---|---|
C++ | コンシューマーゲーム、スマホゲーム、PCゲーム |
C# | コンシューマーゲーム、スマホゲーム、ブラウザゲーム、PCゲーム |
Java | スマホゲーム、ブラウザゲーム、PCゲーム |
JavaScript | スマホゲーム、ブラウザゲーム |
応募企業を絞る時間が取れない場合は、ゲーム業界の転職に強い転職エージェントを活用してみてください。自身の適性にあった求人を紹介してくれます。
大手企業かインディーゲーム開発会社に転職するかでキャリアパスが変わるため、どのような案件に挑戦できるか違いを比較してみましょう。
2. 口コミサイトなどで情報収集する
入社後に後悔しないためには、口コミサイトなどで会社の評判を事前に調べるのが一番です。口コミサイトを閲覧した際に確認する項目は以下のとおりです。
- 残業時間の有無
- 手当や賞与の有無
- 活躍中のスタッフの年齢層
- スキルアップができる環境か
離職率の低い企業や幅広い年齢層が活躍している企業を選べば、ブラック企業への転職を避けられる可能性があります。
例えば、社長や役員がエンジニア出身だとエンジニアの気持ちを理解しているので、働きやすい体制を整えている可能性が高いです。
3. 自社開発・受託開発している
下請けの場合、中間マージンが取られるため、エンジニアに還元される報酬は少なくなります。自社開発・受託開発をしている企業に転職すれば、中間マージンが取られないので、収入アップを期待できます。
また、自社開発や受託開発をしている企業には以下のようなメリットもあります。
- 上流工程から携われる
- さまざまなスキルを獲得できる
- コミュニケーション能力がアップする
- 発想力や企画力が身につきやすい
- 人脈が築ける
収入アップ・スキルアップを実現したい方は、自社開発・受託開発をしている企業の求人票を探してみてください。
4. ゲーム業界の転職に強いエージェントを利用する
仕事が忙しくて転職活動を進められない場合は、「ゲーム業界に強いエージェント」を利用するのも一つの方法です。アドバイザーが適性にあった求人を紹介してくれるためです。さらに、エージェントが企業と給与交渉や待遇交渉などもしてくれるので、好条件の環境で働けるでしょう。
例えば、「クリコジョブ」では、1,000件以上の案件からあなたに合う求人を紹介します。弊社のサービスを利用して、月単価60万円が75万円、年収460万円が510万円になった方もいます。
好条件な求人・案件は公開されていないことがあるため、転職エージェントに登録して非公開求人を確認してみましょう。
収入アップを目指すならゲーム業界に強い転職エージェントに登録しよう
本記事では、プログラミングスキルがあれば、経験が浅くてもゲームプログラマーへと転職しやすいことをお伝えしました。転職成功までには平均4か月以上かかるため、できれば在職中に転職活動を進めるのが理想です。
仕事が忙しくて応募企業の選定が難しい場合は、ゲーム業界の転職に強い転職エージェントを活用してみてください。